日本ハム“おいしい”逆転勝ち!ついにM1

[ 2009年10月4日 15:37 ]

優勝へのマジックナンバーを1とし、喜ぶ日本ハムナイン

 【日本ハム4-2ソフトバンク】リーグ随一の勝負強さと、すきのない攻撃で、日本ハムが天敵を退けた。

 0―1の4回だ。2死走者なしから、スレッジがぼてぼての投ゴロに全力疾走。これが悪送球を誘い攻撃の糸口をつくると、続く小谷野の右前打などで満塁に。動揺を隠せない大隣から鶴岡が押し出し四球を選んで追い付くと、なおも満塁から金子誠、田中の連続適時打で計4点を奪った。
 金子誠は「相手が気持ちを切り替える前に、うまくつけ込めた。相手チームも投手も、ショックが大きかったんじゃない」。今季ここまで1勝3敗と苦手にしていた大隣をマウンドから引きずり降ろした。
 きっかけとなったスレッジの走塁に「このチームは、監督以外は全力疾走。あんな当たりから4点が入るんだから、野球は不思議」と梨田監督はほくそ笑む。走者をためれば、こっちのもの。3日まで満塁でのチーム打率が3割7分7厘という打線がきっちり応えた。
 8月28日に初めて「29」が点灯した優勝マジックは、ついに「1」。歓喜の瞬間は、目の前だ。「せっかくなら勝って優勝したい」と田中。5日にも2季ぶりのリーグ制覇が決まる。

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2009年10月4日のニュース