ブラゼル１イニング２発！その間に長男誕生の知らせ！

＜横・神＞５回１死一、二塁、この回２本目となる右越え本塁打を叩き込んだブラゼル

　【阪神９―３横浜】阪神のブラゼルがチームでは８２年の掛布以来となる１イニング２発を放った。５回に打者１２人攻撃で９点を奪ったが、主役は助っ人だった。先頭で打席に入ると１２号同点弾を中越えに運ぶ。そして一巡して迎えた１死一、二塁から２発目の１３号３ランで締めた。

　実は１本目の後、米国に帰国中のラニー夫人が長男（第１子）を出産した知らせがベンチに届いた。「野球の神様が見ていてくれた。一生この日を忘れない」。前日、夫人との電話で長男を「歩く」という意味の「トロット」と命名。「ホームランを打てば歩けるだろ」とブラゼル。誕生した愛息に届けとばかりに、２本のアーチを放った。
　今季初の４カード連続の勝ち越しで、４日からの長期ロード勝ち越しも決めた。３位ヤクルトとは６・５ゲーム差。ツバメの背中も視界に入ってきた。

　▼阪神・岩田（今季最多となる１４０球の力投で３勝目）球数も多くて、内容もそんなによくなかった。