たった2球…鶴岡への失投で負けた成瀬

[ 2009年7月23日 06:00 ]

 【追球・ロッテ1―2日本ハム】たった2球の失投が致命傷になった。ロッテ・成瀬が2失点完投。だが5、8回、ともに2死から鶴岡に初球の甘く入った直球を叩かれて失点したシーンは慎重さを欠いたと言わざるを得ない。

 「初球はボールから入る選択肢もあったし、もったいない。あの2球は悔いが残る」と成瀬は猛省した。投げ合う相手はダルビッシュ。多くの援護は期待できず、先制点は与えられない。一方で中継ぎ陣は不安定な投球が続いており「球数を少なく長い回を投げたい」と意気込み、早いカウントから勝負していた。それでも5、8回は球数をかけて勝負する必要がある場面。鶴岡には昨季打率・429と打たれ、3回の打席でも中前打されているだけに、なおさらだった。日本ハム戦の自身の連勝は7で止まり初黒星。2失点完投では責められないが、女房役・橋本将の「いい投球なんだろうけど、ダルビッシュ相手だけにもったいない」との言葉がすべてだった。

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2009年7月23日のニュース