練習時間“極短”の第２シード小山台が関東一撃破

　【東東京・都小山台３―１関東一】これが第２シードの実力だ。都立だからといってなめてもらっちゃ困る。昨年代表校で春３度、夏４度の甲子園出場を誇る強豪・関東一を堂々撃破しての８強入りに福嶋監督は「練習試合では１１点差で負けていた相手。全員でよく守った」と奮闘したナインを称えた。３回に１点を先制されながら５回２死二、三塁から３番・小保方（おぼかた）の中前打で逆転。ヒーローは「（感触は）うれし過ぎて覚えていない」と大興奮。投げては継投で逃げ切った。

　同校グラウンドは他の運動部と共用で内野ノックは週２日しかできない。定時制との兼ね合いで平日の練習時間は約９０分。そんなハンデを乗り越えて今春都大会４強に続く８強進出。実力は本物だ。