中1日で修正 静岡のプロ注目右腕12K初完封

[ 2009年7月23日 10:01 ]

 【静岡・常葉橘3-0三島南】狙い通りのフィニッシュで「鬼門」を突破した。プロ注目の右腕、常葉学園橘のエース庄司は9回2死一塁から空振り三振を奪い、昨秋と今春の県大会に出場した三島南相手に被安打4で自身今夏初完封。2年連続で跳ね返されてきた3回戦の壁も乗り越えた。

 「最後は三振を取りにいった。(3回戦ということは)意識せず、1戦必勝の気持ちで臨んだ」。3失点した磐田東戦から中1日。前日21日は投球練習をせず、下半身の動きをチェックしたという県屈指の右腕は修正能力も抜群だった。
 「低めにボールを集め、打たせて取る投球を心掛けた。この前はヒットを10本打たれたが今回はいい投球ができたと思う」。6回に無死から左前打を許すと続く4、5番を連続三振。要所では1対1の勝負にもこだわり、奪三振も2回を除く毎回の12。2打点で援護した捕手・牛場も「ムダな力が入らず、構えた所に(球)が来ていた」と内容の濃さも強調した。
 4回戦では加藤学園と顔を合わせる。「上、上と見ずに1つ1つ」と庄司。これまで通りの姿勢で、頂点への階段を上がっていく。

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2009年7月23日のニュース