坂本 進化の猛打賞!6試合ぶり遊撃出場

[ 2009年3月6日 06:00 ]

<中・巨>4回1死二、三塁、左中間に適時二塁打を放つ坂本勇人

 【巨人9―3中日】巨人の坂本勇人内野手(20)が5日、中日とのオープン戦初戦(ナゴヤドーム)で4打数3安打1打点と活躍。3年目の進化を見せつけた。

 4回1死一、二塁では久本の外角直球に食らいつき、先制の中越え適時二塁打。5回は外角の変化球を左前に運び、7回も中前打。チーム唯一の3安打をマークした若武者は「しっかり(体を)残して打てているし、変化球もとらえられている」と自己分析した。
 リーグ連覇を達成した昨年、中日には10勝14敗と負け越した。高卒2年目で全試合出場の坂本も中日戦では同一リーグとの対戦では最低の打率・214と不振。一昨年にプロ初安打初打点を挙げたナゴヤドームでも41打数9安打、打率・220と精彩を欠いた。だが、今年は今オフの体幹強化で確実にパワーアップ。固め打ちで苦手意識を払しょくした。伊原ヘッドコーチも「去年に比べて練習の打球も強く飛び出している。自信もついてるのでしょう」と目を細めた。
 キャンプ中の2月23日に右肩の張りを訴えて以来、守備を控えていたが、前日に伊原ヘッドに遊撃での出場を直訴。この日は7度の守備機会を無難にこなした。2回には和田の三遊間への当たりを好捕、一塁への送球がゴロとなり内野安打としたが「しっかり守れたし良かった」と収穫を口にした。伸び盛りの20歳。坂本の存在は大きくなるばかりだ。

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2009年3月6日のニュース