実戦復帰の松井秀「やっぱり試合は楽しい」

[ 2009年3月6日 09:20 ]

今季初のオープン戦出場となるカナダ代表戦の4回、三飛に倒れるヤンキース・松井秀

 「4番・指名打者」で臨んだ、約半年ぶりの実戦の打席。安打は出なかったものの、ヤンキースの松井秀は「やっぱり試合は楽しいし、独特の気持ちの盛り上がりも出た。そういう気持ちが久しぶりに出て良かった」と笑顔で振り返った。

 0―6の1回2死二塁から、左腕投手の初球、内角ボール気味の速球に中飛。4回は右腕投手に粘り、フルカウントから内角の変化球を打って三飛。いずれも詰まった当たりだったが「そういう当たりが出るのは悪いことではない」。実戦で得た課題を前向きにとらえた。
 内角球を見逃す動き、打ってからの走塁と、昨年9月に手術を受けた左ひざに問題はなかった。右ひざの手術明けだった昨年はキャンプでハイペースで調整し、シーズン中に左ひざを故障。チームの指示で、じっくり調整して「ひざの状態は今年の方がいい。まだ時間があるし、心配していない」。
 4番で復帰させたジラルディ監督は「実戦に戻ったばかりでまだ少し鈍いが、すぐにいい状態に戻ってくれる。毎日、体調を確認しながらプレーさせる」。慎重な言葉は期待の表れだ。松井秀は「(期待は)感じるよね。いい形で応えていければいい」と言葉に力を込めた(共同)

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2009年3月6日のニュース