鳥谷が初本塁打!新井とアベック弾

[ 2009年3月6日 19:22 ]

4回阪神2死、新井が中越えに本塁打を放つ

 【阪神3-4オリックス】滞空時間の長い打球が右翼席最上段に飛び込んだ。阪神の鳥谷が近藤の128キロの変化球を一振りで仕留めた。「とりあえず、塁に出たいというのがあった。たまたま本塁打になった」と涼しげに振り返った。

 就任1年目の真弓監督が3番に指名。昨季の阪神はリーグ最少の83本塁打。鳥谷に求められる役割は大きい。キャンプ中には新監督が自ら「腰をぶつけて打て」と指導。模索中のフォームについては「実戦でやっていきながらになる」とあくまで慎重。だが、この一発には「しっかりとらえられた」と喜んだ。

 プロ6年目を迎え、不動の遊撃手としての意識も高い。和田打撃コーチは「内野のリーダーというのに加え、打線でも主軸を打つというので気持ちが積極的になっている」と手放しでたたえた。

 例年、目標に掲げる打率3割到達へのこだわりもある。そのためには不調時の打撃こそが大事だと自覚している。「形が崩れた時に粘った打撃ができるかが大切」。おごることなくシーズンに備える。

 また、新井がオープン戦初本塁打を含む2安打。それでも「順調に来ているけど、課題を持って、しっかりとそれを消化したい」と笑顔はなかった。
 今季は5番に入るため、長打力アップが一番の課題。四回のソロ本塁打は、近藤の外寄り低めを中越えへ運んだ。「しっかり振らないとバックスクリーンには飛ばない。その意味ではいいスイングができた」と淡々と振り返った。

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2009年3月6日のニュース