人、人、人…侍ジャパンフィーバー4万5千人

[ 2009年2月22日 06:00 ]

 人、人、さらに人…。侍ジャパン初の実戦を一目見ようと、総合運動公園には今合宿最多の4万5000人の観客が詰めかけた。前夜から徹夜組が列をつくり、午前6時の段階で約1万人が殺到。危険な状態と判断した球場側は、8時に予定していた入場整理券配布を6時50分に繰り上げて開場。その整理券も約2時間でなくなるなどプラチナチケットと化して、球場外にも人があふれた。

 球場周辺の渋滞緩和のため公園内の駐車場は封鎖。市内3カ所の臨時駐車場は前日午後から車が集まり始め、2000台収容の宮崎港駐車場は午前2時半、1700台収容の大型リゾート施設「シーガイア」の臨時駐車場も午前3時で満車となった。ファンはバス64台でピストン輸送されたが、県関係者は「すべてが想定外です」。宮崎県警も球場内外に私服4人を含めた35人の警官を配置。白バイ約10台、パトカー2台で警備に当たり、場内警備約300人とともに厳戒態勢を敷いた。
 球場前には救急車1台も待機。多数の迷子はあったが「特にケガ人などは出なかった」。駐車場閉鎖など事前告知が行われていたこともあってか大きなトラブルはなく、NPB関係者も「宮崎県などの協力で信じられないほどスムーズにいきました」と話した。

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2009年2月22日のニュース