大田、原点回帰で手応え「切れないで入ってくれた」

[ 2009年2月22日 07:24 ]

 巨人のドラフト1位ルーキー・大田泰示内野手(18)が21日、宮崎・清武球場でのキャンプ第5クール初日に臨み、フリー打撃ではグリップエンドを高く上げる高校時代の打撃フォームに戻した。原点回帰で“プロ初安打”を目指す。

 左翼から本塁方向への強い逆風とはいえ、放った柵越えは少し寂しい3本。それでも自然にバットが出てくるスイングに「高校時代のフォームに戻しました」と話す大田の表情は明るかった。
 今キャンプでは原監督の指導により、右脇を締めグリップエンドを下げる構えに着手したが、14、15日の紅白戦2試合で6打数無安打3三振。結果が振るわず、17日の第4クールから2軍行きとなったが、岸川2軍打撃コーチから「フルスイングしろ。おまえの特徴が出ない」と助言を受け、目が覚めた。徐々に高校時代のグリップエンドを頭の高さにまで上げる構えに戻し、19日のNTT西日本戦でも4打数無安打ながら「バットを振れた。意味のある打席だった」。この日の柵越えは左中右と3方向に打ち分け「(右方向の柵越えは)あの方向でも切れないで入ってくれた」と納得の表情を見せた。
 ランニングでは、初めて着用したサングラスに「使い心地がいいですね」とニンマリ。次の実戦は25日の韓国・紀亜戦。大田は豪快なフルスイングで、待望の“1本”を生み出す。

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2009年2月22日のニュース