ハム3年目左腕は「少しお兄ちゃんになったかな」

[ 2009年2月22日 07:25 ]

 3年目左腕が先発ローテーションに割って入る。日本ハム・吉川光夫投手(20)が21日、沖縄・国頭村で行われた2軍の練習試合SK戦に先発。3回1安打無失点の好投で順調な仕上がりをアピールした。

 充実した表情が、仕上がりの高さを物語っていた。それでも「まあまあですね。もっと細かいところを修正していって100%に持っていきたい」と課題を口にした。初回、先頭打者から見逃し三振を奪うと、勢いに乗って右飛、三ゴロと三者凡退。2回は相手打者に最大8球粘られながらも空振り三振を奪うなど、1安打に抑える我慢の投球。3回は9球で再び三者凡退。梨田監督は開口一番、「吉川は少しお兄ちゃんになったかな」と07年ドラフト1位左腕を評した。
 小林2軍投手コーチから課された「下半身の使い方」を意識。昨季34回2/3を投げて22与四球の制球難を下半身の粘りによって克服しようとしている。この日の試合は無四球で切り抜け、効果も徐々に出始めている。
 首脳陣の今季先発ローテーション構想は6人。ダルビッシュとスウィーニーに加え、左腕でローテーション入りが当確しているのは武田勝と藤井の2人。吉川は残り2枠への滑り込みを目指し、最後の追い込みをかける。
 「体は昨年より全然動いている。上は意識せずやるべきことをしっかりやりたい」と気を引き締めていた。

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2009年2月22日のニュース