“日本式”ならフィリーズ世界一だった…

[ 2008年10月29日 06:00 ]

 【フィリーズ―レイズ】野球規則を見ると、今回の試合展開では2つのケースが考えられた。5回終了時点で試合は成立しており、

 (1)均等回の成立時点での総得点でコールドゲーム――つまり5回裏終了時点の2―1でフィリーズの勝ち。
 (2)サスペンデッドゲーム。
 (1)(2)の選択は試合を運営する大リーグ機構が判断するが、セリグ・コミッショナーは世界一を決める試合という重要性を考慮して(2)を選択した。
 さらに06年までは「均等回の時点で引き分け」の選択肢もあった。今回のケースで言えば、6回裏を行い「引き分け」とするものだ。07年から規定は除外された。
 なお、日本シリーズの場合は開催要項に「サスペンデッド・ゲームは行わない」と明記されており、今回の場合でいえば、5回終了でフィリーズの優勝となる。

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2008年10月29日のニュース