秋山新監督 秋季キャンプで早速独自色

[ 2008年10月29日 17:15 ]

 12年ぶりの最下位に沈んだソフトバンクは今、46歳の秋山監督の下、秋季キャンプの真っ最中だ。コーチ時代と変わらず、ひょうひょうとした様子の新監督だが、独自の色も早速出てきた。

 27日から始まった宮崎でのA組キャンプは、松中、小久保らベテランを除いた主力が中心で、30人が参加。例年と違い、B組は福岡に居残った。「格差が必要」と言う秋山監督は、A、B組の入れ替えを示唆しつつ「一緒にやると場所、時間が制限される。分けてやった方が効率的」とも説明した。
 新監督はよく動く。スライディングを実演したかと思えば、約90メートルの遠投を披露。ブルペンでは上手投げとサイドスローで、現役投手顔負けの速球を投げ込んだ。投手にけん制のアドバイスを送るなど指導も積極的で「一流の打者から言ってもらっている。自分のものにしたい」と助言を受けた2年目の森福が話すなど、選手の反応も上々だ。
 秋山監督は「キャンプで部屋にいたのは、寝るときだけ」と、自身が若手時代を過ごした西武の黄金期を引き合いに出し、早出特打や夜間練習も含んだハードなメニューを組んだ。14年間指揮を執った王前監督にチームの再建を託された青年監督は、猛練習で常勝軍団の復活を目指している。

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2008年10月29日のニュース