東北高野球部員8人を書類送検

[ 2008年10月29日 13:10 ]

 甲子園常連校の東北高校(仙台市)野球部内で暴力行為があった問題で、宮城県警泉署は29日、部員3人に暴行を加えたとして、傷害や暴行容疑で、2年生部員8人を書類送検した。

 調べでは、2年生部員7人は9月13日、練習試合後の昼休みに近くの池で釣りをした同学年の男子部員ら3人をグラウンドで暴行。さらに部室で別の2年生部員1人が、暴行された部員の1人を殴るなどした疑い。グラウンドでは多数の部員が3人を取り囲んだ。
 部室で暴行を受けた男子部員は約50日の全身打撲を負い、埼玉県の自宅近くの病院に入院した。
 学校側はこれまで、暴行を加えたのは2人だったなどと説明。全身打撲を負った男子部員の両親側の主張と、当事者数や内容が食い違っていた。
 東北高はこの問題を受け、秋の宮城県大会出場を辞退、春の選抜大会への道が閉ざされた。

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2008年10月29日のニュース