西武ドラフト1位は近大ノーヒッター巽

[ 2008年10月29日 06:00 ]

スリムな近大エース・巽

 西武は埼玉・所沢の球団事務所内で編成会議を行い、近大・巽真悟投手(21)を1位指名する方針を固めた。巽は最速149キロの直球を武器に昨春関西学生野球リーグ、京大戦では1試合23奪三振を記録。さらに同大戦でノーヒットノーランも達成した。一時はフォームを崩してスランプを経験したが、今年6月の全日本大学野球選手権ではチームの4強入りに貢献した。会議に出席した渡辺監督は「間違いなく上位で消える投手。ビデオを見たけど、細身で直球の切れもいい。ウチの西口みたい」と絶賛した。会議では30人まで指名候補を絞り、最終的には4~5選手を指名することも確認。前田球団本部長は「最終的にはドラフト当日に指名する選手を決めたい」と話していた。

 ◆巽 真吾(たつみ・しんご)1987年(昭62)1月10日、和歌山県生まれの21歳。古座中では中堅手兼投手。和歌山・新宮2年秋から投手専任。3年夏は和歌山大会8強。近大3年春に京大戦でリーグ記録の23奪三振。MVP、最優秀投手、ベストナインを獲得。今夏世界大学野球選手権(チェコ)メンバー。家族は両親と兄2人。1メートル82、67キロ。右投げ左打ち。

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2008年10月29日のニュース