中日CS進出王手 吉見が10勝到達

[ 2008年10月4日 06:00 ]

<横・中>1回 好返球を見せた和田(左)を出迎える吉見

 【中日7―2横浜】3年目で新人王の資格も持つ中日・吉見が完投でプロ初の2ケタ勝利に到達した。夏場の不振を乗り越え、重要なこの時期に復活した右腕は「10も勝てるなんて出来過ぎ」と笑みをこぼした。2回は四球と2安打を許しながら、盗塁死と相川の遊ゴロ併殺で無失点。4回は1点を返されなお1死二、三塁を抑えた。「ピンチだったが、味方が点を取ってくれたので乗っていけた」と振り返った。

 携帯電話をなくしたり、帽子をグラウンドに置き忘れたりという“天然キャラ”が持ち味の24歳の好投に落合監督は「吉見がCSで計算できる?そんな次元の話じゃない。きょうはピッチャーを休ませてくれたということ」と独特の言い回しで称えた。チームは6連勝でCS進出に王手。足踏みするつもりはない。一気に決めるつもりだ。

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2008年10月4日のニュース