つぶやく落合監督「やっと、やっとだな」

[ 2008年10月4日 19:25 ]

巨人を破りファンの声援に応える、勝ち越し3ランを放った中日・中村紀

 【中4―3巨】一時はBクラスにまで落ちた中日が、ようやく2年連続日本一への挑戦権を手にした。今季初の7連勝で3位を確保し、CS進出が確定した。落合監督は思わず「やっと、やっとだな」とつぶやいた。

 巨人を相手に、まず試合をつくったのは43歳の山本昌だ。9月17日以来の登板となったものの、1回2死一、三塁では「ぼくのキャリアの中でトップクラスの球」という外角低めいっぱいの直球で李スンヨプを見逃し三振に仕留めた。その後も緩急自在の投球で、7回を小笠原のソロによる1失点で切り抜けた。
 そして同点で迎えた9回、勝負を決着させたのは、35歳の中村紀だった。クルーンの制球が定まらず、2四球と暴投で1死二、三塁。カウント1―1から抜け気味のフォークボールをとらえ、中越えに運んだ。右手を上げてダイヤモンドを一周し「勝つしかないと思っていた」と胸を張った。
 日本シリーズでの勝ち星を夢見る山本昌が「シリーズに出るためには、通らないといけない道」とCSに向けて気合を込めれば、腰に爆弾を抱える中村紀は「体がぼろぼろでも、勝てば報われる」。2人のベテランはそれぞれの思いを胸に、今季の最終章へと突き進む。

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