岩村がけん引!レイズ、あと1勝

[ 2008年10月4日 15:29 ]

 【レイズ6―2ホワイトソックス】レイズの勢いが衰えない。初出場のプレーオフで2連勝し、地区シリーズ突破にあと1勝とした。岩村は、第1戦の適時三塁打に続き、3日の第2戦では逆転2ランを放った。大事な試合で勝負強さを発揮する背番号1は「声援に応えることができて良かったです」と喜んだ。

 ア・リーグ東地区を初制覇したレイズは、多くの野手が20代という若いチーム。勢いに乗ると強さを増すが、崩れたときはもろかった。日本で優勝経験のある29歳の岩村の存在は大きかった。
 シーズン途中、連敗は避けたい試合で、若手投手が四球から自滅。岩村は怒った。「今日の試合が持つ意味をどれだけ分かっているのか」。厳しく言ったのは、流れを考えずに淡々とプレーする選手が多かったからだ。
 試合後のクラブハウスで、岩村はそんな意識を変えようとした。気になるプレーをした選手とひざをつき合わせ、諭すようにじっくりと話し込んだ。“キャプテン岩村”の対話で、後半戦は若いチームの「勢い」に少しずつ「緻密さ」が加わっていった。プレーオフでもやはり岩村がキーマンとなりそうだ。

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2008年10月4日のニュース