松坂、岩村のバントで転倒 リズム崩す

[ 2008年9月10日 13:09 ]

レイズ戦の3回、岩村に三前バント安打を許すと同時に転倒、起き上がるレッドソックス・松坂

 【レッドソックス4-5レイズ】6回の先頭打者、岩村に右前へ運ばれて交代。松坂はうなだれ気味にベンチへと下がった。日本投手最多のシーズン17勝目、そして7月17日以来の首位浮上が懸かったマウンドで、8安打を浴びて3失点で降板。大事な試合で白星を挙げることはできなかった。

 「これからは一試合一試合がしびれる試合になる。もちろん、全部勝ちたい」と話していた通り、気合の入った立ち上がりだった。走者を許しながらも2回までは無失点で切り抜けた。
 だが、岩村にリズムを崩された。3回の先頭で初球を三塁側にバントされた。「予測はしていたが、けった足がそのまま滑った」。松坂は打球を追おうとしてバランスを崩し、マウンド上であおむけに転倒した。「痛みはなかったし、気にはならなかった」というが、この後突然制球を乱す。2連続四球で満塁とされ、4番フロイドには死球で押し出し。さらに犠飛を浴び、この回2点、4回にも1点を失った。
 ただ、フロイドへの死球はスライダーが曲がり過ぎてひざに当たった不運なもの。シーズン終盤に疲労から調子を落とした昨年の内容とは異なる。15日のレイズ戦が予定される次回登板に向け「同じ投球は続けられない」と雪辱に闘志を燃やした。(共同)

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2008年9月10日のニュース