初20勝見えた!粘りの岩隈18勝目

[ 2008年9月10日 06:00 ]

<ソ・楽>18勝目を上げた岩隈はファンの声援に応える

 【楽天3―1ソフトバンク】粘り強い投球も顔だけ見れば涼しげだった。楽天の岩隈が8回11安打を浴びながら1失点で18勝目。03年の阪神・井川、ソフトバンク・斉藤和以来の20勝へ大きく前進した。

 「しっかり攻めのピッチングでリードを守っていこうと思った。ヒットを打たれながらも粘れたのがよかった」。8回を投げ3者凡退は3、7回だけ。それでも要所でさえたフォークボールで自らを救った。4回1死二、三塁での大村、高谷の連続三振。5回、1点を返されなおも2死一塁から松中の三振。8回2死一、三塁で大村を投ゴロに仕留めた120球目も、すべてフォークボールだった。チームは8月15、16日以来の連勝で今季52勝目。18勝は全体の3分の1を上回る。野村監督も「ここまできたらあと2つ何とかな。20勝ってのはピッチャーの勲章。昔と違って今は登板数が少ないし15勝すれば大エース。最下位だからせめて1人くらいいいことないとな」と称えた。
 残り24試合。上位いじめは「(CSは)まだあきらめていない」というエースの希望につながる可能性もまだ、十分ある。

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2008年9月10日のニュース