西武はこうでなくちゃ!中島2発ハム料理

[ 2008年7月3日 06:00 ]

2発のアーチを放った中島は、渡辺監督と勝利のハイタッチ

 【西武8―6日本ハム】5・75メートルと高い札幌ドームのフェンスを打球が軽々と越えていった。西武の中島が鮮やかな2発を手応えたっぷりに振り返った。「1発目はインサイドをうまいこと左に打てた。2発目はしっかり右に打てた。札幌ドームは広いからホームランは気持ちいいね」

 初回2死の先制14号ソロは技ありの一発。日本ハム先発・グリンの内角低め144キロの直球を両ひじをうまく畳んで左中間まで運んだ。6回には右中間へ豪快に15号ソロを放り込み思わず笑みがこぼれた。6月9日巨人戦(東京ドーム)以来、13試合ぶりの本塁打にも「ヒットはコンスタントに出ていたんで焦りはありませんでしたよ」と自信の表情を見せた。
 この日、ブラゼルの6月の月間MVP受賞が決まった。5月はG・G・佐藤が獲得しており、クリーンアップでは自分だけが取り残された。それでも打率・337はパ・リーグの打率首位。「7月は頑張って獲れるようにしないと」とさらなる飛躍を誓った。
 チームは今季19試合目となる3本塁打以上で日本ハム戦6連勝。10安打8得点で首位攻防戦に連勝し、3ゲーム差に広げた。北京五輪代表へ、そして日本一へ。中島は打ち続ける。

 ▼西武・涌井(7回4失点もチームトップタイの7勝目)野手の方に助けてもらいました。
 ▼西武・栗山(2回2死一塁、中越えに6号2ラン)ボールにしっかり力が伝えられた。

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2008年7月3日のニュース