ダルビッシュ8回10K 雪辱の9勝目

[ 2008年7月3日 21:24 ]

西武戦に先発した日本ハム・ダルビッシュ

 【日6―4西】日本ハムが逆転勝ちで西武戦の連敗を6で止めた。1―3の6回、稲田、森本の適時打など6安打の集中打に失策が絡んで5得点。ダルビッシュは8回を10奪三振で9勝目。西武の連勝は3でストップ。拙守から帆足がリズムを崩した。

 日本ハムが6回に5点を奪って逆転した直後の七回のマウンド。ダルビッシュはボカチカを空振り三振に仕留めて3者連続三振を奪うと、右こぶしを握り、雄たけびをあげた。

 相手の反撃意欲をそぐような圧巻の投球。「あそこまで点を取ってもらえると思わなかった。腕を振って思い切り投げた」と右腕。3回に1点を失い、6回までに3失点。リードを許す展開だったが、気持ちを切らさず、打線の援護を受けるとギアを上げて力投。8回3失点で9勝目を手にした。

 8回には2安打されていた中島から、この日10個目の三振を奪い、4年目で通算500奪三振を達成。「最後は真っすぐで、力で勝ちたかった。(三振は)これからどんどん積み重ねていきたい」と胸を張った。

 前回の西武戦では、プロ初のサヨナラ負けと、3連戦3連敗の屈辱を味わった。今回も強力打線の前に2連敗で迎えた登板。「絶対に勝ちたいと思って投げた。チームにとって本当に大きな1勝」。このカードの連敗は6でストップ。西武の独走阻止へ、エースが立ちふさがった。

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2008年7月3日のニュース