阪神 3連勝で今季最多の貯金24!

[ 2008年7月3日 18:22 ]

 【神4-1中】阪神が3連勝で貯金を今季最多の24とした。8回1死から林威助、鳥谷の連打で二、三塁とし、矢野の左前打で2点を勝ち越し。さらに2死満塁からボークで加点した。

 終盤に試合を決めた。阪神が1986年6月以来、甲子園で中日に3連戦3連勝。貯金は24に膨らみ、中日とのゲーム差は今季最大の9・5にまで広がった。

 1―1の8回。1死から林威助、鳥谷の連続安打で二、三塁。途中出場の矢野が、内角の直球にバットを折りながらも左前に持っていき、2人を迎え入れた。初球を狙った矢野は「逆の立場なら、インサイドを攻めていかないといけない場面。そういうのが生きた」。捕手・矢野の読みがさえ渡った一打だった。

 似たようなカラーの両チーム。ここ何年も、もつれた試合を繰り返してきたが、今季は阪神が最後に競り勝つ。3連勝に岡田監督は「六回以降、点を与えなかったのが大きい」と言い、ヒーローの矢野も「投手陣が頑張って勝てた」。この3日間、阪神の中継ぎ投手陣は12回でわずか1失点。逆に、中日は12回で9点も失った。中日には、ミスも続出した。

 3連勝にも、岡田監督は「こっちは普通にやった」と平然と言う。目下の敵に、現状の力の差を見せつける3連戦だった。

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2008年7月3日のニュース