貴親方、協会から呼び出しも1分で役員室退出 要請再び拒否か

[ 2017年11月25日 05:30 ]

日馬暴行問題

大勢の報道陣が待ち受ける中、理事長室に入る貴乃花親方
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 貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が、福岡国際センター内にある日本相撲協会執行部と接触した。午後1時50分に場所入りし、中立親方(元小結・小城錦)からの連絡を受けて、巡業部室から役員室へ。だが、その5分後には退室した。午後5時20分すぎにも役員室を訪れたが、今度は1分ほどで出て帰途に就いた。

 貴乃花親方は22日の執行部との話し合いで、相撲協会の危機管理委員会による貴ノ岩の聞き取り調査を要請されたが、鳥取県警の捜査を優先させたいとして断った。24日の話し合いの内容について、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)は「(話すのを)やめろと言われているから」と詳細は明かさなかったが、会談の時間が極端に短かったことから、危機管理委の協力要請に再び断りを入れた可能性もある。日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)もこの日午前、役員室を訪れた。

 危機管理委は暴行現場のラウンジに同席していた横綱・鶴竜と関脇・照ノ富士の事情聴取を23日に都内で行った。だが、貴ノ岩とは依然として接触できていない。危機管理委は年内に結論を出したい意向だが、先の見えない状況が続いている。

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2017年11月25日のニュース