日馬 来週にも鳥取県警から再聴取へ、参考人として白鵬も

[ 2017年11月25日 05:30 ]

鳥取県警から再聴取されることが分かった日馬富士
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 横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)が平幕・貴ノ岩(27=貴乃花部屋)を暴行し負傷させた問題で、鳥取県警が九州場所後の来週、日馬富士を再聴取する方向で調整していることが24日、捜査関係者への取材で分かった。横綱・白鵬(32=宮城野部屋)も参考人として聴取する。東京や福岡での聴取になるとみられる。また、貴ノ岩が時折、聴力が弱くなる“後遺症”に悩まされていることが分かった。元小結・旭鷲山のダバー・バトバヤル氏(44)が、貴ノ岩本人から聞いたと明らかにした。

 鳥取県警の日馬富士に対する最初の事情聴取は、九州場所が開催されている福岡県から場所を移し、東京・両国国技館で17日に行われた。暴行の現場となった鳥取市内のラウンジに同席し、九州場所を休場した横綱・鶴竜、関脇・照ノ富士も参考人として21日に福岡市内で聴取した。九州場所後には同じく同席していた白鵬からも事情を聴く。証言を集めた上で、日馬富士から再聴取。その結果などを踏まえ、年内にも傷害容疑で書類送検する方針だ。

 17日の聴取では、鳥取市内のラウンジの個室内を、椅子などを並べて国技館の個室で再現していたことも判明した。鳥取県警は貴ノ岩からの被害届を受け、ラウンジの現場検証を実施。その結果や同席者らの証言を基に、それぞれの位置関係やリモコンが置いてあった場所などを確認したとみられる。日馬富士はその場で、暴行時の言動を詳しく説明したとみられる。

 捜査関係者によると、日馬富士は飲酒の上、貴ノ岩の態度に腹を立て、素手やカラオケのリモコンで殴るなどしたと説明しているという。一部の関係者から「ビール瓶で殴っていた」との証言が出ているが、ビール瓶での殴打は否定。白鵬も報道陣には、ビール瓶は使っていないとした。実際はどういう形で暴行をはたらいたのか。鳥取県警は慎重に確認を進める。

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2017年11月25日のニュース