「雑太社」復興 森名誉会長 ラグビーをする「子供たち、ラガーたちがここに来ると」

[ 2017年11月25日 16:06 ]

復興した「雑太社」
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 “ラグビー神社“が25日、京都市にある世界文化遺産・下鴨神社に復興した。境内にある糺(ただす)の森には1910年(明43)、慶応義塾の学生が旧制第三高等学校(京大の前身)にラグビーを伝え、関西でも始められた「第一蹴の地」がある。雑太社(さわたしゃ)という神社が祀られていることから69年(昭44)、三高OBによって記念石碑が建てられた。

 同神社には、下鴨神社の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の先祖といわれる神魂命(かんたまのみこと)が祀られている。蹴鞠(けまり)の神、大伊乃伎命(おほいのきのみこと)の先祖ともいわれ、「魂」は、「球」に通ずるとされてきた。

 雑太社の社殿は造替のため45年(昭20)末に解体されたまま、未完了のままだったが、この日の復興奉祝祭をもって、正式に復興となった。日本ラグビー協会の森喜朗名誉会長は「日本の(ラグビーをする)子供たち、ラガーたちがここに(参拝に)来ると思います。(自身も)毎年、お参りに来なければならない」と、新たな“聖地”の誕生を喜んでいた。

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