クラロワ世界一決定戦へ 17歳アマテラス「全力で挑みたい」

[ 2017年11月25日 05:30 ]

日本一決定戦ファイナルで準優勝したアマテラス
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 スマホアプリゲームのクラッシュ・ロワイヤル(スーパーセル社、以下クラロワ)は12月3日、世界最強プレーヤーを決める世界一決定戦を英ロンドンで開催する。世界8カ国から16人の精鋭が集まる頂上決戦に、日本代表として挑むのはフチ(23)とアマテラス(17)。11月の日本一決定戦ファイナルで優勝と準優勝を飾った2人の横顔を紹介する。第1回はアマテラス。

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 多くeスポーツ大会で上位に進出することからついた異名は「大会荒らしの神」。重圧のかかる本番に強いメンタリティーは日本一決定戦でも最大の武器となった。月間大会は5、8月に8強に進出し、8月大会は準優勝。対戦相手のデッキを慎重に見極めた上で、カードの切り合いで着実にアドバンテージを積み上げていく。

 ファイナルで準優勝し、周囲からも大きな反響があった。「学校でもおめでとうとかヨーソローとか言われました!」。ヨーソローは好きなアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の渡辺曜の口グセ。自らのツイッターでもおなじみのごとく使用してきたあいさつが、何よりうれしい祝福の言葉となった。

 現在高校3年で、工学部系の大学を目指して受験勉強に励んでいる。ファイナルに出場するときは母親に「ゲームと受験勉強、どっちが大事や!」と迫られた。ロンドン行きの切符をつかんだ直後も「親が行くことに反対していて…」と表情を一瞬曇らせたが、最後は熱く決意を語って納得してもらった。大学受験に向けた追い込みをかける真冬に、数日間を費やして海を渡る覚悟は本物だ。「どこまで通用するか分かりませんが、全力で挑みたいと思います」。控えめな言葉の裏には、大会に参加した4万1230人のプレイヤーの日本代表だという強い責任感がある。(続く)

 ▽アマテラスのメモ

 ☆所属クラン HAYUIKOTO、☆最多トロフィー数 5726、☆居住地 兵庫、☆好きなユニット ゴーレム、☆将来の夢 安定した職業

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2017年11月25日のニュース