スピード社　新ルール対応水着発表

　英スピード社の水着を扱うゴールドウイン社は２７日、都内で、来年１月適用の新ルールに基づいて国際水連が承認した新水着「レーザーレーサー（ＬＺＲ）エリート」を発表した。

　新ルールは水を通す織物素材の使用しか認めず、形状も男子は腰からひざ上までなど大幅に制限。ＬＺＲエリートは同社が０８年に発表して世界記録を連発したＬＺＲから、体形補正のために胸やでん部などを覆っていたポリウレタン素材が外された。ＬＺＲ同様に縫い目をなくす工夫がなされており、スピード社のランス副社長は「織物だけの水着として自信を持っている」と胸を張ったが、ＬＺＲ登場前の水着にほぼ戻った形だ。タイムが落ちることが懸念される中、北京五輪男子２００メートルバタフライ銅メダルの松田丈志（２５＝レオパレス２１）は「素材よりも形の違いの影響が大きい。スパッツ型に慣れることが大事」と話した。