石川遼、賞金王へ“スパート”

[ 2009年11月28日 17:59 ]

第3日、通算14アンダーで首位に立った石川遼

キタァー!遼くん、首位に並んだ!

 【カシオ・ワールドオープン】賞金王レースの最終盤で、石川がスパートをかけた。予選ラウンドとは変わって土佐湾からの風が吹きつける中、五つのバーディーを奪い、首位に並んでホールアウト。のどの調子が悪く、鼻声ながら「スコアを落とすとすぐに置いて行かれる。風が強い中、上出来のゴルフ」と合格点をつけた。
 前半を2バーディーで終え、迎えた10番(パー5)では見事に2オンに成功し、3メートルにつけた。このイーグルパットは外したものの、12番では15ヤードの距離をチップインバーディー。クラブを青空に掲げて喜びを表現した。
 今季8度目の最終日最終組は丸山茂、小田孔と回る。優勝すれば獲得賞金は1994年、96年の尾崎将、2001年の伊沢に続いて2億円を突破するが「18番で優勝の可能性があるところでプレーしたいですね。賞金王は未知の世界。好きなように、がむしゃらにプレーしたい」と無邪気な笑みを浮かべた。
 ゴルフ界で数々の最年少記録を塗り替えてきた18歳。史上初の10代賞金王の偉業を目指して最終ラウンドを迎える。

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2009年11月28日のニュース