年間85勝だ!新記録だ!白鵬2場所ぶり賜杯

[ 2009年11月28日 17:53 ]

琴光喜を下し2場所ぶり12度目の優勝を決めた白鵬は、息を切らせて土俵を下りる

 大相撲の西横綱白鵬(24)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が福岡市の福岡国際センターで行われた九州場所14日目の28日、大関琴光喜を下し、ただ1人14戦全勝として2場所ぶり12度目の優勝を決めた。優勝12回は双葉山、武蔵丸と並ぶ史上7位。

 白鵬は、13日目で2005年に同じモンゴル出身の横綱朝青龍がマークした年間最多勝記録(84勝)に並び、14日目の勝ち星で年間85勝の新記録を達成した。
 今年の白鵬は6場所のうち優勝3度。賜杯を逃したのはいずれも優勝決定戦で敗れたもので、初場所と秋場所は朝青龍に、夏場所は日馬富士に屈した。本割では今年はまだ4敗しかしておらず、一年納めの場所で、あらためて第一人者の強さを印象づけた。

 ▼白鵬の話 今年に入ってから(優勝回数で)双葉山関に並ぶという目標があった。いい締めくくりができた。(年間85勝の新記録は)本当にうれしい。日々努力したことが良かった。でもまだ終わっていない。全勝でいきたい。

 ◆白鵬 翔(はくほう・しょう=本名ムンフバト・ダバジャルガル)西横綱、モンゴル・ウランバートル出身、宮城野部屋。父のジジド・ムンフバト氏はメキシコ五輪レスリング銀メダリストで、モンゴル相撲の元横綱。01年春場所初土俵。07年夏場所後に横綱昇進。優勝12回、殊勲賞3回、敢闘賞1回、技能賞2回。得意は右四つ、寄り、上手投げ。1メートル92、153キロ。24歳。

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2009年11月28日のニュース