日本、団体第1戦は8位に終わる

[ 2009年11月28日 09:28 ]

ジャンプ団体に出場した伊東大貴の1回目

風に恵まれなかった日本…奮闘の葛西は苦笑い

竹内、栃本は内容に満足感

復帰のアホネンが“存在感”

 スキーのワールドカップ(W杯)ジャンプは27日、フィンランドのクーサモで団体第1戦(HS142メートル、K点120メートル)を行い、昨季の世界選手権3位の日本は950・2点の8位に終わり、2005年から五輪と世界選手権の団体で負けなしのオーストリアが1113・6点で優勝した。
 みぞれが時折降り、風が舞う厳しい条件だった。日本は1番手の伊東大貴(雪印)が悪条件に苦しんで2回ともK点に届かなかった。竹内択(北野建設)栃本翔平(雪印)も大きく距離を伸ばせず、4番手の葛西紀明(土屋ホーム)は130・5メートル、136・5メートルと飛躍をそろえたが、上位争いに絡めなかった。

 ▼ 伊東大貴の話 最悪。嫌なイメージが体に染みついてジャンプが崩れるのが嫌。クーサモは(風が)荒れると分かっていても、気持ちを落ち着けるのが大変。

 ▼竹内択の話 すごい追い風の中で耐えた。条件が変わるので自分のジャンプがいいのか悪いのか分かりにくいが、結果を気にしすぎると駄目になる。

 ▼栃本翔平の話 内容は悪くない。条件が荒れている。クーサモは風に当たれば誰でも(遠くに)飛んでいく。

 ▼葛西紀明の話 上の方で追い風に一瞬たたかれた。みんなの調子がまあまあ良かったので、3位は堅いと思っていた。悔しい。(共同)

続きを表示

2009年11月28日のニュース