さくら 逆転女王は苦しい状況に

[ 2009年11月28日 17:01 ]

第3日、通算3アンダーで5位の横峯さくらは8番でバーディー、ギャラリーの声援に応える

飯島茜が単独首位!諸見里は3位に浮上

 【LPGAツアー選手権】3日目を終わって首位とは5打差。逆転賞金女王を目指す横峯には極めて厳しい状況となった。
 横峯逆転のシナリオは優勝、もしくは単独2位で諸見里が4位以下―が有力。横峯が3位以下なら、諸見里が大きく順位を下げることが必要になるが、上にはライバル諸見里のほか、宋ボベなど強敵も多く、優勝はもとより2位確保も容易なことではない。女王争いの風向きは諸見里に傾きつつある。
 この日のプレーにも、その流れが表れていた。横峯の5番(パー3)は第1打が右バンカーで「アンプレアブルも考えた」という目玉状態でダブルボギー。同組の諸見里と2人そろってグリーン左に外した16番(パー3)では、諸見里がチップインバーディーを奪ったのに対し、横峯はアプローチが寄らずにボギーと対照的な結果となった。
 最終日に向け、2人は期せずして「自分のプレーに徹する」と語ったが、その内容には大きな差がある。諸見里には相手を見ながら、という余裕があるのに対し、横峯には上位陣を一気に抜き去るビッグスコアが必要になる。

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2009年11月28日のニュース