朝青龍「残念」2連敗…連覇は絶望的

[ 2009年11月28日 06:00 ]

<大相撲九州場所・13日目>支度部屋で渋い表情の朝青龍

 【大相撲九州場所13日目】朝青龍は琴光喜に一方的に寄り切られ、2連敗。3年ぶりとなる連覇が絶望的となった。

 前日の日馬富士戦で左肩を負傷。痛めた個所にはテーピングをぐるぐる巻きにして土俵に上がったものの、迫力ある動きは影を潜めた。相手有利の右四つを許すと出し投げで揺さぶられ、最後はあっけなく土俵を割った。支度部屋では「お~~~!」と意味不明の声を張り上げ「相撲になっていない。面白い相撲を見せられずに残念」と唇をかんだ。

 まさかの失速で全勝の白鵬とは2差。さらに自身の持つ年間最多勝記録にも並ばれ「それは凄いじゃないですか」となぜか突然丁寧な言葉遣いになって後輩を称えた。優勝制度導入後、13日目で2差を逆転した例は1度もない。「頑張るよ。気持ちを切り替えてね」と反撃を宣言したが、覇気は感じられなかった。

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2009年11月28日のニュース