【実践女子大学】香雪記念資料館が「佐藤一斎収集書画の世界」展示

１０日から行われる「佐藤一斎収集書画の世界」展示
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　実践女子大学（東京都日野市／学長：田島眞）香雪記念資料館では１０月１０日から１２月１０日まで「１７９７年、江戸の文化人　大集合！　―佐藤一斎収集書画の世界―」と題した展示を開催。１０月１５日には関連企画「儒学者佐藤一斎の家族愛」と題した特別講演会も開催する。

　渋谷キャンパスにある香雪記念資料館では、学祖・下田歌子関係資料の展示とともに、女性の文化活動、特に絵画制作活動を顕彰し、研究・展示を重ねてきた。

　今回の企画展では、下田と同郷の偉人・佐藤一斎（１７７２－１８５９）が収集した書画を二巻にまとめた「名流清寄」（個人蔵・恵那市岩村歴史資料館寄託）を中心とした展示を行う。

　「名流清寄」にはそうそうたる顔ぶれの男性に交じって、３人の女性が絵画を寄せているのも注目される。「名流清寄」が生み出された寛政９年（１７９７年）頃の江戸では、文化人間の交流がいっそう活発化してた。佐藤一斎を取り巻く多彩な顔ぶれを表す「名流清寄」からは、そうした当時の都市文化隆盛の一端を読み取ることができる。