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【摂南大学】「2017年度産学連携ツーリズムセミナー」で最優秀賞

[ 2017年10月6日 05:30 ]

表彰式後に植杉教授とメンバーで記念撮影を行う摂南大学のメンバー
Photo By 提供写真

 摂南大学(大阪府寝屋川市)経済学科の学生が、9月22日に東京ビッグサイトで開催された「産学連携ツーリズムセミナー」で、観光振興に関する研究発表を行い、初の最優秀賞を受賞した。

 同セミナーは日本観光振興協会の主催で、世界最大級の旅の祭典である「ツーリズムEXPOジャパン」に合わせて開催され、ツーリズム産業の振興活動や研究に取り組む学生や社会人約300人が参加。研究発表は全国から応募のあった27チームから書類審査を通過した7大学8チームが実施。各チームは防災観光や地域活性化のための観光プラン、ユニバーサルツーリズム、訪日外国人へのアンケート調査結果などの観光振興に関する提案を行い、オリジナリティーやチャレンジ性、実現の可能性などを競い合った。

 植杉大ゼミに所属する3人は、「キャッシュレスで『観光』と『地域』を元気にする〜観光マーケティング重視から『観光ファイナンス』へ〜」のテーマで発表を行った。外国人観光客が旅行中に困ったこととして挙げた「両替・クレジット決済の不便さ」を解決する方策として、「地域決済会社(Local Area Settlement Company:LASC)の設立」「QRコードを利用したモバイル決済システムの導入」「ビットコインの活用による送金手数料の負担軽減」を掲げ、この3要素を融合した「地域経済システム(Local Area Settlement System:LASS)」を提案。地域に根付く決済手段を確立することにより地域活性化につなげ、従来の観光マーケティング重視の姿勢から「観光ファイナンス」の重要性に目を向ける必要を訴えた。

 表彰式でプレゼンターを務めた久保田穣日本観光振興協会副理事長からは「非常に良い発表。この提案をベースに、ベンチャー起業のモデルを模索してビジネス化すれば広く地域で活用できるのではないか」という評価を受けた。

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