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【昭和女子大学】学生らがツーバイフォー工法で平屋建て建築挑戦

[ 2017年7月25日 05:30 ]

 昭和女子大学(東京都世田谷区/理事長・総長:坂東眞理子)の学生が、地震に強く合理的なツーバイフォー工法による実際の建築作業に挑戦する。これは、同大生活科学部環境デザイン学科の「枠組壁工法を用いて自分たちの手で建物を建ててみよう」プロジェクトの実習として行われるもので、建築を学ぶ学生14人が参加。一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会(東京都港区)が建材や講師(大工)の手配に協力する。

 国土交通省は「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」を策定し、さまざまな取り組みに着手しているが、建築業界の女性比率は極めて低いのが現状。また、建築・住居学を学べる女子大学も多くはない。こうした中、昭和女子大学では1986年に卒業生が1級建築士受験資格を得られるようになり、それ以来多くの女性建築家を輩出してきた。

 このたび同大で建築を学ぶ学生14人が、ツーバイフォー工法で3畳の平屋建てを建築する実習を行う。これは、生活科学部環境デザイン学科の中山榮子教授の「枠組壁工法を用いて自分たちの手で建物を建ててみよう」プロジェクトの一環として行うもので、女子大学でこうした実習を行うのは初めて。

 今回の実習は、建設業界を目指す女子学生にとって、工法や技法を学びながら、建築現場を体験する貴重な機会となる。また、実習に協力する一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会では、工法に関心を持ち、理解を深めてもらうことを目的としている。

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