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実践女子大生が敏腕“スポニチ記者”デビュー

[ 2019年7月30日 05:30 ]

東京五輪開幕仮想紙面を手に記念撮影する実践女子大の受講者、教授やスポニチの講師陣
Photo By スポニチ

 実践女子大学(城島 栄一郎学長)の東京・渋谷キャンパスでこのほど、「東京2020オリンピック・パラリンピックを考える~スポニチ スペシャルセッション」が行われた。

 キャリア教育科目「国際理解とキャリア形成」の一環として、同科目史上最多71人が12グループに分かれて五輪取材経験豊富なスポニチ・藤山健二編集委員の指導のもと、東京五輪開幕一年前、7月24日の新聞紙面を制作。16、23日に成果を発表した。

 「ヨーロッパ3班」はアーティスティックスイミングの「メイク」に着目。選手自らメークをすること、化粧品の銘柄、崩れない工夫などを紹介した。女子大生ならではの発想に藤山編集委員も「こういう原稿を読んだのは初めて。とても素晴らしい」と絶賛した。

 「アメリカ1班」はボランティアの問題点に切り込んだ。「ニュースでかなりハードだと聞いて気になった」と拘束日数や金銭面などの問題に触れ、解決策も挙げてみせた。「ヨーロッパ1班」の紙面には「イケメン五輪」の文字が踊った。

 発表を終えた楠本紫乃さん(3年)は「五輪を身近に感じることができた」と感想。大田朱夏さん(4年)は「五輪についてもっと知りたくなった」と目を輝かせた。長峰未来さん(3年)は「紙面を見てこんなすごいものになっていると魔法にかかったみたい」と喜んだ。

 実践女子学園の上原信幸理事は「五輪について興味を持った、一面を作ってみたというのも五輪に参加したということ」と成果を強調。授業を担当した文学部の深澤晶久教授は「それぞれがオリンピックやパラリンピックのことを考え、自分の位置で主体的に関わること、まさに東京2020のコンセプト“全員が自己ベスト”を体現することになる」と思いを込めた。(PR)

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