【東京理科大学】中高生向け案内書「理科の素」ＶＯＬ．３を発行

　東京理科大学（学長：藤嶋昭）はこのたび、中・高校生向け理科の案内書「理科の素（もと）」ＶＯＬ．３を発行した。これは、難しいと敬遠されがちな“理科”の世界を漫画やイラストを用いて分かりやすく紹介したもの。同大主催の科学啓発イベントやオープンキャンパス、進路相談会などで配布する。

　「理科の―』は、「理系科目はあまり好きじゃない」「数学は苦手」という中・高校生に、身の回りの“理科”に気付き、楽しさを知ってもらうことを目的に、２０１１年から発行しているカラー冊子。

　同大は建学の精神に「理学の普及を以て、国運発展の基礎とする」を掲げ、今年で創立１３５周年を迎える。“理科”そして“科学”は、明るい未来の創造に無くてはならないもの。日本そして世界の将来を担う小・中・高校生に「未来への可能性をもっと広げて欲しい」という思いがこのような形になった。

　今回発行のＶＯＬ．３は、宇宙飛行士である向井千秋同大副学長のインタビューをはじめ宇宙の広がり、面白さを伝える「宇宙にちらばる理科の素」、一歩先の未来を案内する「リカ的未来ツアー」など、身近にあふれている“理科”や“科学”についてイラストを使って楽しく紹介している。

　子供たちの理科離れが指摘されるなか、同大では早い段階から科学教育の普及啓発を積極的に進めている。それらを食い止める策の一つとして、同誌を発行する。