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【東京経済大学】エベレスト登頂日本人最年少記録に挑戦、3・11壮行会

[ 2015年2月25日 05:30 ]

ロブチェ・イースト登頂時の伊藤さん
Photo By 提供写真

 欧州最高峰のモンブランをはじめとする“世界の尾根”に挑んできた、東京経済大学経営学部1年の伊藤伴(ばん)さんが、4月に日本を出発し、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)の登頂を目指す。登頂に成功すれば03年に立てられた日本人最年少記録の20歳を下回り、19歳5カ月での達成になる。

 95年12月生まれの伊藤さんが「山の魅力」にとりつかれたのは、小学4年生の時、山の面白さを熱心に話す担任教師に感銘を受けたことで、学校のハイキングクラブに加入し、奥多摩の山々に出かけたことなどが“原点”になっている。

 昨夏は休暇を利用して、エベレスト登頂に向け、南米エクアドルの冬山や北八ヶ岳(長野県)にアタックした。

 伊藤さんは「山登りを始めたときからエベレスト登頂を意識してきた。エベレストへの入口になるネパールのロブチェ・イーストからその頂を見たときに登りたいと強く思った」と語る。

 懸案だった約800万円かかる渡航費や入山料などの登山費用は、高校時代に体力づくりを兼ねてやっていた御岳山(東京都)山頂付近にあるそば店でのアルバイトなどで貯め、大学教職員有志、卒業生の寄付などを受けたことで、一定のメドがついた。

 現在は毎日10キロのランニングを課してトレーニングを積んでおり、「今年が日本人最年少記録を打ち立てるラストチャンス。絶対にこのチャレンジを成功させたい」と、伊藤さんは熱い思いを語っている。

 東京経済大学では、壮行会と伊藤さんによる講演を、3月11日11時30分から、国分寺キャンパスで行う。

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