李正秀と朴智星　活躍のカギは“元京都”？

＜韓国・ギリシャ＞ギリシャ選手を振り切って突破を図る朴智星

　【Ｗ杯１次リーグＢ組　韓国２―０ギリシャ】１次リーグ初戦で韓国に勝利をもたらした現役Ｊリーガーと元Ｊリーガー。２人の共通点は“元京都”だった。

　先制ゴールを決めたＤＦ李正秀＝イ・ジョンス＝（３０）は１９８０年１月８日、韓国・金海出身。０２年Ｋリーグ安養でプロデビューし、ソウル、仁川、水原を経て昨年、Ｊ１京都に移籍。リーグ戦３２試合に出場し、センターバックながら５得点を挙げた。オリヴェイラ監督に評価され、今季から鹿島に加入。右足首の負傷もあって出遅れたが、３月末からは定位置を確保している。

　一方、Ｗ杯３大会連続ゴールのＭＦ朴智星＝パク・チソン＝（２９）は１９８１年２月２５日、韓国ソウル市出身。００年、１９歳で来日し、京都でプロデビューした。０２年Ｗ杯日韓大会で母国を４強に導き、当時の韓国代表ヒディンク監督の推薦でオランダのＰＳＶに移籍。０５年にはマンチェスターＵへ移り、今季まで１０２戦出場１２得点、０９年には欧州ＣＬ決勝にアジア人として初出場した。日本語、英語も堪能で日本代表ＭＦ松井大輔、カズこと三浦知良（横浜ＦＣ）との親交も深い。