M-1王者・令和ロマン 賞金1000万円全額を高比良に 松井「賭けに負けたので全部あげる」

[ 2023年12月24日 23:15 ]

<M-1グランプリ2023>優勝した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリは優勝トロフィーを手に笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」が24日、東京・六本木のテレビ朝日で決勝戦が行われ、優勝した令和ロマンが優勝者会見に出席し、優勝賞金1000万円の驚くべき使い道について明かした。

 ファーストラウンドは圧倒的不利と言われるトップバッターで登場し、3位通過。最終決戦も1番手で勝負した。クッキー工場から自動車工場にむちゃな鞍替えをしようとする町工場が舞台のドラマを題材にしたネタで、ボケの高比良くるまが数々の奇抜な動きを繰り出した。今田耕司も思わず泣き笑いする漫才だった。最終投票ではヤーレンズとの接戦を4―3で制し、頂点に立った。

 優勝者への定番質問として、優勝賞金の使い道について問われた。松井は「ラジオで1回そういう話になって、1000万円、相方が“1000万全部くれたら、めっちゃ頑張る。くれないと頑張らない”って。僕、その場で1000万あげるって約束したんですよ」と打ち明けた。いざ優勝してみると、心が揺らいだようで、「優勝できると思っていないから言っている部分もある。どうせそうならないだろうなと思って」と、やや難色。しかし、「その賭けに負けたので、1000万円全部あげる」と約束を貫くことを宣言した。高比良は「よっしゃー!!」と声を張り上げて大喜びした。

 松井は「ネタ選びもM-1の戦略も全部くるまがやってくれている。くるまがいないと絶対できないし。ホントにくるまに感謝しているので」と、相方の尽力に感謝。「チャンピオンになったというのは、ここから先、素晴らしい肩書ですから。500万をお前にあげるのは全然構わない。その代わり、無駄遣いはしないで欲しい」と願いを込めて話した。

 しかし、その松井の思いとは裏腹に、高比良は思わぬ告白。「さっき、有馬記念でソールオリエンスの単勝を100万買って、負けてるんです」。昨年、同じように有馬で大勝負した「ロングコートダディ」堂前透のまねをしたが失敗。「この賞金の“900万”を持って帰りたい」と負け分を差し引いた稼ぎを口にし、笑わせた。

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