M-1王者・令和ロマン 甲子園優勝の慶応高との兄弟V「意識してました。慶応の波に乗りました」

[ 2023年12月24日 22:51 ]

<M-1グランプリ2023>優勝した令和ロマンの高比良くるま(左)と松井ケムリは優勝トロフィーを手に笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2023」が24日、東京・六本木のテレビ朝日で決勝戦が行われ、優勝した令和ロマンが優勝者会見に出席した。

 ファーストラウンドは圧倒的不利と言われるトップバッターで登場し、3位通過。最終決戦も1番手で勝負した。クッキー工場から自動車工場にむちゃな鞍替えをしようとする町工場が舞台のドラマを題材にしたネタで、高比良が数々の奇抜な動きを繰り出した。今田耕司も思わず泣き笑いする漫才だった。最終投票ではヤーレンズとの接戦を4―3で制し、頂点に立った。

 今年は夏の全国高校野球選手権で、慶応(神奈川)が全国制覇を成し遂げた。高比良くるま、松井ケムリとも大学は慶応出身(高比良は中退)。大学のお笑いサークルで出会い、コンビを結成した。高比良は「慶応高校出身じゃないけど、夏は応援してて、ちょっと意識してましたよ。慶応の波に完全に乗りましたね」と、弟分との兄弟Vに喜びを口にした。

 今年のM-1は8月から1回戦がスタート。決勝はモグライダー、真空ジェシカ、ヤーレンズ、マユリカ、さや香、令和ロマン、カベポスター、ダンビラムーチョ、くらげに、決勝前の敗者復活戦から勝ち上がったシシガシラが加わった計10組で争われた。司会は今田耕司と上戸彩、審査員は松本人志、中川礼二、塙宣之、富澤たけし、博多大吉、山田邦子、海原ともこが務めた。優勝賞金は1000万円。敗者復活戦は陣内智則と西野七瀬が司会、審査員を石田明、柴田英嗣、野田クリスタル、山内健司、渡辺隆が、それぞれ担当した。大会キャッチフレーズは「爆笑が、爆発する。」。

 ◇令和ロマン 慶大のお笑いサークルで出会ったボケの高比良くるま(29)、ツッコミの松井ケムリ(30)により、2018年結成。M-1はこれまで昨年の準決勝敗退(敗者復活戦2位)が最高成績だった。19年、令和元年初日からコンビ名を「魔人無骨」から変更。20年、NHK新人お笑い大賞で大賞を受賞。人気アニメをいじり倒すネタを得意とする。吉本興業所属。

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