橋下徹氏「政治資金パーティーの問題はもちろん解明する必要あるが…本質は政策活動費の問題」

[ 2023年12月24日 11:31 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が24日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件について言及した。

 東京地検特捜部は、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで、東京都千代田区にある安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所を家宅捜索した。両派とも、特定の会計責任者が同じ手口で政治資金収支報告書への不記載を続けてきたとされ、特捜部は刑事責任を追及する。

 また、松野博一前官房長官や高木毅国対委員長ら安倍派の幹部に対し、特捜部が任意の事情聴取を要請したことも判明。安倍派ではパーティー券の販売ノルマ超過分を議員側に還流させ、政治資金収支報告書に記載せず、裏金にしていたとされる。派閥の実務を取り仕切る事務総長を松野、高木両氏が務めており、特捜部は事務方からの不記載の報告の有無を確認する。松野氏や高木氏は、安倍派の実力者「5人組」に含まれる。特捜部は、他のメンバーの世耕弘成前参院幹事長、萩生田光一政調会長、西村康稔前経済産業相も近く聴取するとみられる。

 橋下氏は、政策活動費について触れ、「収支報告書で出ている限りは5年間で50億円というお金が自民党から二階さん個人に渡されている。この50億円については収支報告書に記載はなく、しかも領収書の公開もないので何に使っているか分からない。50億円ですよ。ただこれは二階さんだけでなく、歴代の自民党の幹部には多額の政策活動費が行っている。これは国民民主党も、維新にも、もちろん立憲民主にも行っています」と指摘。そして、「今回の政治資金パーティーの問題というのは、もちろん解明する必要があるんですけども、本質は収支報告書にも記載がない、領収書も出さない、清算もしない、しかも納税もしないお金が億単位で政治家がみんな使っている。ここが本質で、これから国民の皆さんに医療保険料を上げますよとか、いろいろな負担を求めてますよと言っている中で、政治家の皆さん、いいかげんにしてほしいですよ」と自身の考えを述べた。

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