明石家さんま 白鵬引退に思う引き際の美学…自身は「負けて負けて、あかんと言うて引退」

[ 2021年10月4日 19:52 ]

明石家さんま
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 お笑いタレント明石家さんま(66)が、2日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、引き際の美学について持論を語った。

 番組では、大相撲で史上最多45度の優勝を誇り、9月30日付で引退した間垣親方の元横綱・白鵬(36)についてトークした。宮城野部屋に新型コロナウイルス感染者が出たため、秋場所は全休措置だったが、その前の名古屋場所では7場所ぶりの優勝。さんまは「(優勝は)前の前か。優勝したまま引退やな、だから」と話した。

 元「モーニング娘。」飯窪春菜(26)、「アップアップガールズ(2)」鍛治島彩(22)が「かっこいい」と声をそろえると、さんまは「かっこええのかどっちか、どっちが美学かやねん」と、2人に問いかけた。その上で「俺は“優勝”している間はやめられない。負けて負けて、あかんと言うて引退してほしいタイプやで。どっちの美学を選ぶかやねんけども」と、自らの哲学を口にした。

 60歳で引退を決意した時、「爆笑問題」太田光(56)に猛反対されたという。「爆笑の太田が『今、辞められたらかっこ良すぎるから、落ちていくところを俺たちに見せてくれ。そしたら俺たちも引退を認める』と言うた」。その言葉を重く受け止めたさんまは、引退を撤回。「『そしたら、落ちていくところ見せたるわ』と。『落ちていくところを見させていただきます』という会話で、あれ(約束)しているんですけど。俺は落ちていくところを見せなきゃ気が済まない美学やな」と、あえて散りざまを見せて引退する決意を明かした。

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2021年10月4日のニュース