コロナ重症だった田中ケロ「会話が出来るまで回復」 リハビリ開始 脳炎の疑いで治療も

[ 2021年9月13日 15:00 ]

 新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていた、プロレスリングアナウンサーの田中ケロ(62)の容体が13日、所属のONE COLORの公式サイトなどで発表され、「徐々に会話が出来るまで回復」し、リハビリを開始することになったことが分かった。

 田中は8月19日に、新型コロナに感染し、治療していることを公表。7月31日にコロナ陽性判定を受け、自宅療養をしていたが、8月8日に症状が悪化で病院搬送。19日の時点で集中治療室で投薬治療を受けたが、眠っている状態であること、また、家族も接触が出来ない状態であることが明かされ、心配の声が上がっていた。

 同社は「この度、弊社所属の田中が新型コロナウイルス感染公表後、ファンの皆様、関係者の皆様には沢山の励ましの声を頂き誠にありがとうございました。また、その後の進展につきましてお知らせ出来ずご心配お掛けしましたことをお詫び申し上げます」と経過報告ができなかったことを謝罪したうえで「医療機関の皆様のご対応でコロナは快方に向かい、肺の症状は回復傾向にあり、人工呼吸器を外し、酸素マスクに切り替えています。頭部CT撮影の結果、脳炎の疑いがあり、コロナの治療と合わせて脳神経外科での治療も開始しました」と、経過を明かした。

 さらに「意識レベルも回復し、サポートを受けながら食事を摂ったり、徐々に会話が出来るまで回復しました。投薬によって長く眠っていた影響により、仕事への復帰はもう少し先になる見込みです」と状況を説明した。

 「田中よりご家族に『ファンの皆様にリハビリを始めることを伝えて欲しい』とのお願いがあったので、本日発社にて公表する運びとなりました」と本人からの申し出で、経過の報告をしているとしたうえで「田中ケロが再びリングに立ち、コールをするその日まで、引き続き応援してくださると幸いです。また、諦めず治療を続けてくださった医療関係者の方々に深く御礼申し上げます」とつづった。

 田中も自身のツイッターを更新。同じ文書を投稿するとともに、「感染後のご報告出来ず皆様には大変ご心配をお掛け致しました。コロナに絶対に負けない。それを田中ケロが証明します。これからも応援何卒よろしくお願いします」とコメントを添えた。

 田中はかつては新日本プロレスに所属し、リングアナウンサーとして活動。現在はONE COLORに所属し、活躍の場を広げている。長女はグラビアアイドル・タレントの田中絵瑠、次女は声優の田中音緒。

続きを表示

2021年9月13日のニュース