田村厚労相 東京の緊急事態宣言の再々延長も 来月12日の解除「現状を考えるとかなり難しい」

[ 2021年8月29日 21:03 ]

 田村憲久厚労相が29日、NHK総合「日曜討論」(日曜前9・00)に生出演し、緊急事態宣言のさらなる延長の可能性に言及した。

 東京では7月12日に発令されてからも、デルタ株の猛威もあって感染者の爆発的な増加は止まらず、現在まで2度にわたって期間が延長されている。全国各地に感染が広がり、現在は21都道府県で発令されている。

 9月12日での宣言終了の可能性について問われた田村氏は、東京を例に挙げ、「感染の状況を見ると、新規感染者のステージの基準を見ると、東京ひとつ取ってみても(1日の新規陽性者数が)500人未満にならないと解除できない」と述べ、「現状を考えるとかなり難しいと思います」と厳しい見通しを示した。

 さらに「感染者が増えれば、結果的には10分の1に入院者が減っても、20倍感染者が増えれば2倍の病床が必要になる」とし、「そう考えると、病床を増やしていくことが非常に重要になってくると思います」と話した。

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