河野太郎行革相 異物混入と同じ製造ラインのワクチン接種後の死亡事例「因果関係は分かっていない」

[ 2021年8月29日 16:06 ]

 河野太郎行政改革担当相が29日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。沖縄県で28日に、使用予定だった米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの瓶2本で、異物混入があったことに言及した。

 瓶2本で、異物混入が見つかった後、ほかの瓶2本でも異物が見つかった。4本とも厚生労働省が使用の見合わせを要請したロット番号ではない製品だといい、同省に報告。県によると、県の広域ワクチン接種センター(那覇市)で28日午後、使用前の検査をしている際に黒やピンクの異物を目視で見つけた。県はその後、同会場での接種を中止した。異物の素材などは明らかにしていない。厚労省は異物混入があったとして、モデルナ製のワクチンについて、三つのロット番号の使用見合わせを要請している。

 河野氏は、「何が入ったのか、どういう工程で入ったのか、今問題が起きていることについてはモデルナに至急、確認するように要請している」と強調し、同じ製造ラインで作られ使用見合わせ対象だったワクチン接種後の死亡事例については「因果関係は分かっていません。厚労省の報告を待ちたい」と話した。

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