「箱根駅伝」瞬間最高は41・8% 東洋大、青学大の3位争い

[ 2021年1月4日 13:20 ]

<第97回箱根駅伝・復路>総合3位でゴールする東洋大・清野(撮影・尾崎 有希)
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 年始恒例の日本テレビ「第97回箱根駅伝」の世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は2日の往路(前7・50~後2・05)が31・0%、3日の復路(前7・50~後2・18)が33・7%、往復の平均が32・3%だったことが4日、分かった。1987年第63回以降で、いずれも歴代最高の数字となった。

 瞬間最高視聴率は復路で世帯41・8%を記録。午後1時33分に記録したもので、10区で東洋大と青学大がし烈な3位争いをくり広げ、3位東洋大、4位青学大の順にフィニッシュする場面だった。個人は午後1時31分、33分に記録した26・0%だった。

 往路は世帯36・2%で、午後1時、同01分、同28分の3時点で記録。東洋大が駒澤大とし烈な2位争いをする場面や、創価大が往路初優勝を飾るシーンなど。個人は午後1時、同01分に記録した22・1%だった。

 高視聴率を受けて、番組の総合プロデュサー・望月浩平氏は「まずは大会を開催・運営して下さった関係者の皆様、素晴らしいレースを展開して下さった選手の皆様に敬意を表します」としたうえで「今大会の視聴率は沿道での応援を控え、テレビを通じて声援を送られた方が多かった結果だと思います」と分析。「今年に限ったことではないですが、我々はテレビ局唯一のライツホルダーとして、より良い中継をお届けすることが使命だと肝に銘じて放送に臨みました。来年、そして来る100回大会に向けても、学生の皆さんのひたむきな姿をお伝えするというコンセプトを大切に、より質の高い中継制作を目指します」とコメントを寄せた。

 レースは駒大が最終10区で創価大を逆転し、13年ぶり7度目の総合優勝を果たした。10区スタート時点で首位の創価大とは3分19秒差だったが、駒大の石川拓慎(3年)はあきらめることなく前を追い、20・88キロで逆転。一気に突き放すと、歓喜のゴールへ。10区の逆転劇は1997年に順大が駒大を逆転して以来、20年ぶり9度目となった。

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2021年1月4日のニュース