テリー伊藤 兄・伊藤光男さん死去に「周りに迷惑をかけないで亡くなったのは良かったかな」

[ 2021年1月4日 10:32 ]

演出家でタレントのテリー伊藤
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 演出家でタレントのテリー伊藤(70)が4日放送のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に生出演。昨年12月19日に80歳で亡くなった実兄で、東京・築地場外市場の老舗卵焼き店「丸武」社長の伊藤光男(いとう・みつお)さんについて語った。

 話を振られたテリーは「亡くなったんですよね。12月19日、土曜日だったんですけど、子どもが朝6時ぐらいに起こしにいったら寝てたと。遅いなと思ってけど、暮れなんで少し寝かしておこうと、今度、9時ぐらいにも寝てて、おかしいなと思っていたら、亡くなっていて」と状況を説明。「兄貴の遺言がありまして、家族葬で、大々的にやらないでと。だから、僕もいろんなところで話さないでいたんです」とした。

 「兄貴はこの1年ぐらい、体調悪くて、ずっと『死ぬ死ぬ』って言ってたんです。『死ぬ死ぬ詐欺だね!』って冗談で言ってたんですけど、周りに迷惑をかけないで亡くなったのは良かったかなと思ってね」と続けた。

 兄から言われて印象的だった言葉を聞かれて「ないです」とジョークを飛ばしたテリー。「本当、ないですよ」と笑いながら「この10年ぐらい、兄貴は優しくなったなって。きょうだい5人なんですけど、次男とは亡くなる前の日とも『今後どうしよう』『体調悪くなっても救急車呼んだりしないでここで死にたい』とか言っていたので、そういう意味では本望かな」とコメントした。

 伊藤さんは心臓病を患っていた。なかなか起床してこないのを不審に思った家族が見に行くと、息をしていなかったという。築地の鮮魚店主は「こわもてだけど気さくな人でした」。「アニー伊藤」のニックネームでテレビにも出演し、築地場外リポートなどを行っていた。通夜、告別式は既に親族のみで執り行われた。

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