“日テレ朝の顔”近藤春菜、「スッキリ」今春卒業 ハリセンボンで本業漫才に向き合う

[ 2021年1月4日 05:31 ]

「ハリセンボン」の近藤春菜(右)と箕輪はるか
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 お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜(37)が日本テレビの人気情報番組「スッキリ」(月~金曜前8・00)を今春で卒業することが3日、分かった。本人の希望によるものとみられ、今後は舞台での活動を中心に仕事の幅を広げていく。

 2016年に極楽とんぼの加藤浩次(51)が司会を務める同番組のサブMCに就任した。帯番組とあって月曜から金曜日まで出演しており、すっかりお茶の間の朝の顔として定着。ニホンモニターによる20年1月から11月のテレビ番組出演本数では「スッキリ」以外のレギュラー番組も合わせ女性1位の437本。スッキリに加入から5年連続の女性1位となっている。

 今回の卒業は、春菜の芸人としての思いがきっかけになったとみられる。テレビ局関係者は「日々、ニュースを見ながらコメントしてきたことは、凄く良い経験になっている。芸人としての反射神経も鍛えられ、春菜さんも大事にしてきた番組。ただ、真面目な性格ですし、ネタを作ったり、舞台を大切にしていきたいという思いも同じようにあった。それで決断したのでは」と話した。

 「スッキリ」では3月末にMCの水卜麻美アナウンサー(33)が卒業して「ZIP!」(月~金曜前5・50)に加入。後任を岩田絵里奈アナ(25)が務めることになっており、番組としてもリニューアルすることになる。

 春菜は、相方の箕輪はるか(40)とともに07、09年のM―1グランプリの決勝進出を果たすなど、若手の頃から漫才の実績もある実力派。バラエティー番組で出演者に、見た目をイジられた時の「〇〇じゃねえよ~」というノリツッコミにも定評があり、リアクション芸もピカイチだ。

 「劇場でお客さんを笑わせることが本当に好きなコンビ。昨年の厳しいコロナ禍の中で、いろいろ考えることもあったのでしょう。コンビ仲も良いし、はるかさんとともに、改めて本業の漫才に向き合うのだと思います」(芸人仲間)。スッキリで鍛えたコメント力も武器に今後はアドリブ満載の新しいハリセンボンが見られるかもしれない。近日中に春菜本人から報告があるとみられ注目が集まる。

 ◆近藤 春菜(こんどう・はるな)1983年(昭58)2月23日生まれ、東京都出身の37歳。「ハリセンボン」のツッコミ担当。NSC東京校9期生で04年にデビュー。19年8月に放送された「24時間テレビ」では、24時間駅伝の第1区ランナーとして32・195キロを完走した。

 ▽日本テレビ「スッキリ」 お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次がメインMCを務め、毎週月~金曜の午前8時~10時25分に生放送されている情報バラエティー。2006年4月3日から放送が開始され、ニュースやエンタメ、スポーツなどを幅広く扱っている。

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